マーケティングミックスでコンセプトづくり

マーケティングミックスでコンセプトづくり

プロダクト、プロモーションなどマーケティングの4P。企業が標的市場を選定するのに必要な構成要素の組み合わせである。

ターゲットマーケット(標的市場)が選定されれば、そのターゲットに適合したマーケットミックスを開発することになる。このマーケティングミックスによってマーケティングコンセプトは具体化され、業態コンセプト、ブランドコンセプト、ショップコンセプトとして設定されることが多い。マーケティングにとってコンセプトの設定、具体化は重要な意味をもっている。コンセプトがあるからこそ、顧客はブランドやショップの個性を感じ取ることができるのであり、これによってブランドやショップのアイデンティティーが形成されるのである。

マーケティングミックスとは、マーケティング活動の諸要素の最適な組み合わせを指す。アメリカのマーケティング学者のE・J・マッカーシーはマーケティングミックスの構成要素として次の4Pを挙げている。

①Product(プロダクト、製品)=顧客のニiズを的確につかみ、最適な製品を提供すること

②Place(プレイス、売り場)=どのような販売経路で販売するか、流通チャネルを選択すること

③Promotion(プロモーション、販売促進)=製品やサービスのプロモーション活動を行なうこと

④Price(プライス、価格)=製品やサービスの価値にふさわしい価格を設定すること

また、これらマーケティングの4Pと相関関係をなすものとして、以下のようなマーケティングの4Cがある。

①Product→Consumee Value(消費者価値)

②Place→Convenience(便益)

③Promotion→Communication(コミュニケーション)

④Price→Cost(費用)

ファッションマーケティングにおける商品政策には商品ミックスと商品開発の2つの側面がある。商品ミックスは市場ニーズに適合した商品の組み合わせのことであり、アパレル企業ではブランドコンセプト、小売業ではショップコンセプトがベースになる。一方、商品開発とはデザインアイデアの発想から実際に市場に導入されるまでの時系列のプロセスを指す。

マーケティングの4Pの一つであるプロモーション活動には「広告」「パブリシティ」「セールス・プロモーション(販売促進)」「パーソナルセリング」の4つの手段がある。このなかで比重が大きいのは広告とパーソナルセリングで、広告によって需要を喚起し、商品の指名買いを誘う手法をプル戦略、販売員によるセールスなどで自社の取り扱いを増やしていく手法をプッシュ戦略と呼ぶ。また、商品ライフサイクルとの関係で見ると、一般的に導入・成長・成熟期には広告、パブリシティが、成熟期から衰退期には販売促進が重要といわれている。

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